
レジュメ
日本語を勉強しているうちに、「ぺこぺこ」「げらげら」「いらいら」のような、日本人の会話、テレビや文学作品によく出てくる音声や様態を描くオノマトペに興味を持つようになった。このような言葉の中には日本人にしかそのニュアンスが分からないものが多く、よく日本語学習者を悩ませるのである。
日本語は世界の言語の中で2番目に擬音語・擬態語が多いと言われています。本稿では、日本のオノマトペを形態と統語の角度から研究し、その特点を明らかにしてみたいと思う。
なお、筆者の勉強不足と日本語のオノマトペの形態的・統語的特徴についての先行研究が少ないため、本稿はまだ研究不足な点が多々あると思う。また、本文では、まだ具体的なデータが少ないため、統計に関する信憑性が低いかのように思われるかもしれないが、今後さらに具体的なデータを統計できるよう努力していきたいと思う。
キーワード: 擬態、擬音語、語形、特徴、種類、規律
摘要
学习日语的过程中发现:在日语会话、电视节目、文学作品中如“ぺこぺこ”“ げらげら” “いらいら”等描写声音和状态的拟声拟态词出现频率很高。很多这样的词语由于表达的感觉很微妙,对于日语学习者来说是个难关。本文将从形态以及语法角度分析日本拟声拟态词的特点。
由于有关日语拟声拟态词的形态语法先行研究较少,本人才疏学浅、能力有限,相信本文尚有诸多不足之处。 在今后的学习过程中将争取逐个攻破这些不足点,望为拟声拟态词的日语研究尽微薄之力。
拟声词和拟态词是一种象征性的语言符号。学日语的中国人由于对日语中的拟声词、拟态词了解不多,掌握太少,则很难使表达的日语丰富、生动和形象。本文用大量实例分析日语中拟声词拟态词的分类,发音与语意,词形特征,特点及用法、作用,并且叙述了它在某些领域的运用,以便学习者能够更了解和掌握并加以恰当的运用。
目 次(三号)
序 論(四号) 1
1、研究の出発点(小四) 1
第一章 擬態、擬音語の定義 2
1.1 擬態、擬音語についての説明 2
1.2擬態、擬音語の用法 3
第二章 擬態、擬音語の擬態、擬音語の规律 3
2.1擬態、擬音語の構造 4
2.2擬声語と擬態語の翻訳 4
2.3擬態、擬音語の规律性 5
第三章 擬態、擬音語の特徴 5
3.1 擬態、擬音語の語形の特徴 6
3.2 擬態、擬音語の文法の特徴 6
3.3 擬態、擬音語の确定性特徴 7
第四章 文章の結び 7
4.1結び 8
主要参考文献(四号) 8
致谢(四号) 9
目 录(三号)
绪论(四号) 1
1、研究的出发点(小四) 1
第一章 何为拟声、拟态词 2
1.1拟声、拟态词的解释 2
1.2日常生活中所用到的拟声、拟态词 3
第二章 日语中拟声、拟态词的规律 3
2.1 拟声、拟态词的构造 4
2.2 拟声、拟态词的翻译 4
2.3 拟声、拟态词的规律性 5
第三章日语拟声、拟态词的文体特性 5
3.1拟声、拟态词的语形特征 6
3.2文法特征 6
3.3确定性特征 7
第四章 文章结语 7
4.1不同人对拟声、拟态词的不同看法 8
4.2结语 8
主要参考文献(四号) 9
致谢(四号) 9
序 論
1、研究の出発点
擬態、擬音語に触れ合いを通して、その拟声语、拟态语がまさに日本人の感性の所产であることに加えて、事态を掌握する姿势や机能に见られる多様な変容などから、日本语の発想の本质を端的に示している言语现象であることが分かって、私はその规律性を本格的に研究する必要を强く感じられる。日常生活で、日本人と会话する时、日本人はいつも擬態、擬音語を运用することも会うであろう。それも、日本人の一つの特徴である。
擬態、擬音語をうまく会话の中で使うことが出来ると、会话がとても自然になる。また、拟声语、拟态语がよく分かっていて、文章を読むと、微妙なニュアンスまで理解できる。日本人の話をする擬態、擬音語から日本語のいわくを発見しにきて、私達の学習を助ける!
第一章 擬態、擬音語の定義
1.1 擬態、擬音語についての説明
生物の声や無生物の出す音を表す語を擬声語という。擬音語ともいうなお、広义には拟态语を含めていうことがある。例えば犬のほえる声は日本語では「ワンワン」で、英語なら“bow-wow”というように、原音にもっとも近いと感じられる表記を用いる。お寺の鐘は「ゴーン」とひびき、教会の鐘は“ding-dong”と鳴るようであるが、これは鐘の構造のちがいから当然であろう。拟音语:事物の状态や身ぶりなどの感じをいかにもそれらしく音声にたとえて表した语。「つるつる」「じろじろ」「こっそり」など。なお、広义の拟声语には、拟态语が含まれることがある。(1)田舎道をてくてく歩いて学校へ通った。(不住脚地)(2)太陽の光がさんさんとふりそそぐ。(灿烂)などの「てくてく」「さんさん」は音ではなくて、様子を表す「雨がざあざあ降る」では「ざあざあ」は雨の音であるが、「雨がしとしと降る」では、音よりむしろ降る様子を表す。このように動作‧状態などを音で象徴的に表現する語を擬態語という。
1.2擬態、擬音語の用法
擬声語‧擬態語には文法上は副詞とされていて、動作を修飾する場合「と」を伴うものが多い。(1)冷たい風がさーっと吹きぬけた。(「ざあ」哗地,哗啦一声)状態の変化を表すときは、「に」を伴う。 (2)自動車はめちゃめちゃにこわれた。(3)へとへとに疲れて帰ってきた。また、「する」を伴って、動詞として使われるものがある。心理状態を表すものに多い。(4)いらいらして眠れない。
第二章 擬態、擬音語の擬態、擬音語の规律
2.1擬態、擬音語の構造
A型 その問いと答えを思い出すたびに私はぷっと吹き出してしまう。/紙に折り目を付けておいて、ピッと裂く。
AA型 ストローでチューチュー音を立てて飲むのはあまりよくない。(「ちゅうちゅう」啾啾)
AAA型 男はヘッヘッヘッと頭に手をやりながら笑った。
AAAA型 息子を失った老婆はオオオオと声を上げて泣いた。
AB型 木槌でガツンと杭を打った。/一人の男はスクッと席から立ち上がり、「質問。」と言った。
ABB型 頷いて、ウフフ一人笑いをした。/「うまい」と褒めると、少年はウフフと恥ずかしそうに笑った。
ABBB型 陽気な部長が笑うとき、いつもワハハハと大声で笑う。
ABAB型 茶碗に注いだお茶をガブガブと飲みながら、……
ABC型 湯上がりにホンノリうす化粧して現れた。
ABCB型 大声を上げた騒動、ドタバタという足音と聞こえた。(呱嗒呱嗒)/主人は仕事が旨く行かずムシャクシャすると家中のものに当たり散らすんですよ。(心烦意乱)
ABCD型 雨戸がガタピシして開けたり閉めたりするのに苦労する。(咔哒咔哒)
ABCDBC型 トラックから下ろした引っ越し荷物をエッチラオッチラ三階に運び上げる。(很吃力地,很费劲)
ABCABC型 密林の中を木や蔓をバサリバサリと切り払ってすすむ。
2.2擬声語と擬態語の翻訳
(一)译成汉语里相应的象声摹状词或译为“拟声词+数量词”
(1)汽車がすさまじい音を立てて停車場に入ってきた時に本当に私はがたがた体がふるえました。
(2)かさこそと落葉を踏む足音がして、彼女がやってきた。(沙沙)
(3)つづいて事務室の戸がばあんとひらかれ……
(4)若者たちはひとまず神輿を安置して、がぶがぶと勢いよくお酒を呷[あお]るのだ。(咕嘟咕嘟)
(二)译为叠字形
1、AA型
①ますますわけが分からなくなり阿呆のように半分口を開けてぽかーんと大島を見上げる。呆呆地
②思わずほっと大きな息をつきました。(深深地)
2、ABB型
(1)大島がニコニコ笑いながらやってくる。(笑嘻嘻)
(2)見るとほろほろ涙をこぼしているんです。(扑簌簌)
3、AABB型
(1)すぐ目の前をひょろりひょろりと、まるで爪先立って頼りなげに歩いている人影があった。(纤纤弱弱)
(2)私はそのままそこへ坐ってたださめざめと泣きました。(潸潸然然)
4、ABAB型
(1)とんとん打つ動悸がしばらくはどうしても止まりませんでした。(扑通扑通)
(2)言いながら鉛筆でけいし(格纸)の上をこつこつたたいた。(咯噔咯噔)
(三)译成具有形象性的四字词组、成语
1、私、今嬉しいことやら悲しいことやら思いがけないことやらがごちゃごちゃになって、何やらさっぱりわからないんです。(乱七八糟)
2、「何をくよくよ考えてるんだい、ええ。」(忧心忡忡,闷闷不乐)
(四)译成“一 + 量(名)词”
1、ばったりとベッドに倒れた。
2、はっきりそう言われて、どしんと深い穴の底へつき落とされたような気がしました。(噗通一声)
3、トンネルを抜けたら、景色がガラリと変わった。
(五)译成“……然”型
1、あれ以来、げっそり痩せてしまった。(骤然)
2、そのことについては、きっぱりおことわりします。(断然)
3、先生の説明を聞き終わって、彼ははたと悟った。(突然)
4、みんながドット笑った。(哄然)
5、正太郎はぞくりと身ぶるいをした。(突然)
2.3擬態、擬音語の规律性
日本人と会话する时、日本人はいつも擬態、擬音語を运用することも会うであろう。それも、日本人の一つの特徴である。
形态から见れば、擬声語と擬態語は十八のテープがある(金田一春彦『擬声語と擬態語概说』)、私は日常生活で、いつも运用する□っと、□□っと、□□りと、□ん□り&□っ□り、▲△▲△の五つの类の擬声語、擬態語を分析して、例文を付けて、研究すると同时に、其の规律性を捜す得よう。
1、□っとの形:あっと、うっと、かっと、がっと、きっと、くっと、ぐっと、そっと、ぞっと、どっと、にゅっと、ぬっと、はっと、ぱっと、ぴっと、ふっと、ほっと、むっと、わっと……以上の□っとという形の擬声語、擬態語は皆突発で、短い动作を形容する。または外界の影响を受けて、心理様态が急に変化することを示す。
2、□□っとの形かしゃと、ころっと、バリっと、ばかっと、ばさっと、ばたっと、びくっと、ぴたっと、ぺロット……この言叶も突発的な音、动作、変化を形容するけれども。そのスピードは□っとの形の拟声语、拟态语よりゆっくりで、抽象的なのである。
3、□□りとの形ぐるりと、ころりと、つるりと、ぴかりと、からりと、がらりと、さらりと、すらりと、だらりと、ひらりと、……以上の拟声语、拟态语も突然的で、偶然的な动作、音などを形容するけれども、そのりーズは□□っとの形の拟声语、拟态语よりゆっくりで、それに、その动作の発生するから终わるまでの过程を强调する。例えば:コロは転がるを形容する;コロンは……していると形容する;コロリは……から……までを形容する;コロコロは连続的に転がることを形容する。
4、□ん□り/□っ□りの形例えば:あんぐり、こんがり、やんわり、あっさり、かっきり、さっぱり、そっかり、すっかり……など。このような语汇は日本语の拟声语、拟态语の中で、大切な地位を占めている、それに、强烈な感情の変化を形容する。
▲△▲△という形の擬声、擬態語それは语形の擬声、擬態語である。第二音と第四音の子音はなどの音g、z、d、bなどの浊音の仮名である时、その拟声语、拟态语は浊る、荒い、大きい、钝い、强烈の意味を含んでいる。一方、第二音と第四音は清音のk、s、tなどである时は、澄む、弱い、小さい、軽い、滑らか、かすかの意味を含んでいる。以下の擬声、擬態語の意味を比较しよう。「ころころ」と「ごろごろ」、「きらきら」と「ぎらぎら」、「くるくる」と「ぐるぐる」、「さらさら」と「ざらざら」、「そろそろ」と「ぞろぞろ」、「たらたら」と「だらだら」、「とろとろ」と「どろどろ」、「かさかさ」と「がさがさ」、「けらけら」と「げらげら」、「こそこそ」と「ごそごそ」。
擬声語、擬態語の中で、子音で重要なことは、カ行・サ行……の违いよりも清音と浊音の违いで効果が违うことである。清音の方は、小さくきれいで速い感じで、コロコロと言うと、ハスの叶の上を水玉が転がるような时の形容である。ゴロゴロと言うと、大きく荒く遅い感じで、力士が地表の上で転がる感じである。キラキラと言うと、宝石の辉きであるが、ギラギラと言うと、マムシの眼玉でも光っている时の形容になる。
擬声語、擬態語は现代日本语の文法における位置から见れば、拟声语とその「……と」の形式は连用修饰语で副词として、使われている。ところで、拟态语は副词としてのれん用修理语だけでなく、「……だ(な、に)」という形式の形容动词として使われている。「……する」という形式で出现する动词もある。中国人特に日本语を勉强するうちに、擬声、擬態語に対して、日ごろの练习を通じて次第に日本语の擬声、擬態語の规律性を感得し、段々と掌握できるようになる。
第三章 擬態、擬音語の特徴
3.1 擬態、擬音語の語形の特徴
日本語には擬音語・擬態語が2,000語近くありますが,その語形にははっきりした特徴が見られます。日向・笹目(1999)は,『擬音語・擬態語辞典』(浅野,1978)に取り上げられている擬音語・擬態語の総数1,7語をその語形から分類し,それぞれがいくつずつあるか調査しています。
その調査によると,まず語形として一番多いのは,「わくわく」「どきどき」のように同じ音が繰り返される型です。仮に第一の音を「A」,二番目の音を「B」とすると,この型は「ABAB」型というふうに表されます。「ABAB」型は全部で419語ありますから,全体の4分の1近くになります。2番目に多いのは「きらっ」「にこっ」のような「ABっ」型で212語です。3番目は「ぐるり」「ずばり」などの「ABり」型で141語,4番目は「すっきり」「しっかり」などの「AっBり」型で103語です。そして「がちゃん」「ぽかん」などの「ABん」型が102語で続いています。
もちろん,これらの型にあてはまらない擬音語・擬態語もありますが,上にあげた上位5つの型にはすべてある共通の語形が見られます。それは,(1)繰り返し,(2)促音「っ」,(3)撥音「ん」,(4)「り」です。このほかに,(5)母音の長音化(「がーん」「ばちゃーん」等)もよく見られる形です。以上の5つの特徴的な語形によって,擬音語・擬態語と他の一般の語を形の上から区別することができるため,これらは「オノマトペ標識」と呼ばれています。(注:「オノマトペ」は擬音語・擬態語の総称です)
ですから,ある音や様子を表している語がこの「オノマトペ標識」を持っている場合,その語は擬音語・擬態語である可能性が高いということが言えるわけです。また,擬音語・擬態語では,一つの語基(語が持っている基になる音)と「オノマトペ標識」を組み合わせることによって,非常に多くの派生形を作ることができます。例えば、「ばた」という語基から,「ばたん」「ばたっ」「ばたり」「ばたばた」「ばたーん」「ばったり」のように意味の似た語が次々とできています。このことも擬音語・擬態語の大きな特徴です。
3.2 擬態、擬音語の文法の特徴
擬態、擬音語は基本的には副词に属するのですが、「-する」がついて动词になるものも多く、また「-だ、-な/の、-に」の形になって、ナ形容词のように働いたりします。いくつかの品词にまたがり、意味と形の共通性のある、独特の単语のグループです。 擬態、擬音語は、拟音语だけ、あるいは拟态语だけの用法をもつものと、その両方の用法をもつものがあります。 擬音語: わんわん(鸣く)・ざあざあ(降る)・げらげら(笑う)。 擬態語: うろうろ(歩く)・じめじめ(湿る)・ゆらゆら(揺れる)。擬態、擬音語 かちかち・ばらばら・ぺこぺこかちかち时计の音がする/おもちがかちかちだ;木の実がばらばらと屋根に落ちた/家族がばらばらになった; 空の箱がぺこぺこ音を立てた/上司にぺこぺこしている文法的な面では、上に述べたように基本的には副词で、そのままの形か「と」を付けた形で述语を修饰します。 にっこり(と)笑いました。 ひんやり(と)冷たかったです。「-する」がついて动词となるものが多くあります。 彼はそのあいだ廊下をうろうろしていました。いつも上司にぺこぺこしています。冬の间、肌がかさかさしています。 彼女は态度がのびのびしています。动词といっても、动きを表わす(「うろうろ」の例)よりもむしろ状态を表わすのがふつうです(その外の例)。「ぺこぺこ」は具体的な动作でもあり、态度でもあるでしょう。また、これは覚えておいていいことだと思いますが、「~する」の形が音を表わすことはありません。つまり、拟音・拟声语は「~する」の形になりません。「~する」の形になるのは拟态语か、拟音・拟态の両方の用法を持つ语の拟态语としての用法だけです。 枯れ叶がかさかさ(と)音を立てました。
音の场合は「かさかさ(と)」で、「かさかさする(している)」というと、必ず(物の表面の)状态を表わします。「がんがん」も「ごろごろ」も「さらさら」もそうです。 バケツががんがんと大きな音を立てました。二日酔いで头ががんがんします。 小川がさらさらと(音を立てて)流れています。この生地は手触りがさらさらしていていいですね。状态を表わすという面がもっとはっきりするのが「-だ、-な/の、-に」の用法をもつ拟态语です。 表面がざらざらだ/ざらざらな表面/ざらざらになるざらざらしている。ざらざら(と)こぼれ落ちる「ざらざら(と)」では音と动きを表しますが、「ざらざらする/している」では表面の状态の形容です。「ざらざらだ/な/に」ではナ形容词として同じ意味を表します。なお、「-だ/に」の用法を持つものの中で、「-な」よりも「-の」の形の方が自然なものが多くありますが、名词とするのは问题があります(「~が・を」などがついて补语となる用法がない)ので、「-の」もナ形容词の一用法としておきます。
以上のように、拟音・拟态语は副词・动词・ナ形容词としての用法を持っています。この中のどの用法を持つかという文法的性质によって拟音・拟态语を分类してみましょう。三つの用法の组み合わせで大きく5つに分けられます。基本は副词としての用法で、それを中心にAからDまでを分けます。副词の用法を持たず、ナ形容词の用法を中心とするものは数が少ないのでEとして二つをまとめておきます。全部を表の形にすると、次のようになります。 副词(と) する な/の A ○ B ○ ○ C ○ ○ D ○ ○ ○ E1 ○
E2 ○ ○ A.-/-と まず多いのは、副词としてそのままの形か、「と」を付けた形で使われるものです。音・声・动き・変化・状态・态度などを表します。ざあざあ、ぐうぐう、くすくす、ひそひそ、がらり、しとしと、ぷかぷか、ころころ、するする、よちよち、ぎゅっと、ぐんと、 すくすく、ぴたり、こつこつ、さっと、つくづく、のこのこ、 ぼつぼつ、もくもく、もりもり・・・・すでに触れたように、「-ん・り・っ」の形のものは「と」が付きます。して使われれば别ですが。岩をハンマーでたたいた。がちっ。がちっ。破片が飞んだ。(ハンマーで岩をがちっとたたいた。)例外としては、例えば「さっさと」は必ず「-と」の形で使われます。さっさかたづけなさい。「もくもく」は烟なら「と」がなくてもいいですが、「もくもくと働く」の场合は「と」が必须です。ただし、これを拟态语とみなすかどうかは问题ですが。「どんどん」は音の意味と、変化の大きさを表します。ドアをどんどん(と)たたきました。新制品がどんどん出てきます。 世界がどんどん変わっていきます。B.-/-と、-する 副词と动词の用法のあるものです。この二つの用法の间で、意味の违いのないものと多少违いのあるものがあります。まず违いのないものから。にこにこ笑っている/にこにこしている にっこり・にやにやうとうと眠っている/うとうとしている うつらうつら このように意味の违いがなければ、学习者としては覚えやすくて助かります。ただ、これらは动词の用法があるのに、同じような意味を表す次のものにはありません。(さっきのAグループです)くすくす笑っている/×くすくすしている げらげら、すやすや眠っている/×すやすやしている ぐうぐう・ぐっすり。なぜでしょうか。「くすくす・すやすや」は本来「笑い声・寝息」としての音を表すから「-する」の用法がないのでしょうか。そうだとしても、「×ぐっすりする」がないのは不规则で覚えにくいものです。「-する」の形が动きを表す场合と、状态を表す场合があります。
ぱくぱく・ゆらゆら・うろうろ・ちょこちょこ・ぶらぶら・・・・ じめじめ・さらりと・ねばねば・ごたごた・すっきり・ きちんと・ちゃんと・てきぱき・ねちねち・ぴりぴり・ むかむか・うっかり・おずおず・ぼんやり・むずむず・ はっきり・がっしり・ごそごそ・ぴんと・まるまる・・・・
「ゆらゆらする」というと动きを感じます。「ぶらぶらする」では、実际の动きと、「毎日ぶらぶらしている」のような状态があります。「ねばねばする」や「すっきりする」は状态です。また、状态を表すものは「-している」の形で使われることが多く、连体修饰の场合、「-した」で使われることがよくあります。动词というより形容词に近いものです。じめじめしている/じめじめした部屋「-する」の形が使われないものもあります。连体修饰の场合は、「-した」の形も使われます。がっしりしている(?がっしりする) がっしりした骨组み がっしり(と)造られている。 以上の例は、二つの用法で意味の违いがあまりないものでした。以下では意味の违いがあるものを见ます。学习者にとっては注意が必要なものです。例えば、次の例ではずいぶん意味が违います。新しい靴がきゅうきゅう鸣る。安月给できゅうきゅうしている。
また、「はらはら」の场合。何となく関连があると言えるでしょうか。 涙/木の叶 がはらはらと落ちる。心配ではらはらしました。音の面で関连がある「ばらばら」は、「ばらばらだ/な/に」というナ形容。词の用法を持っている点で违いがあります。 浊音にすると强さ・重さなどが加わる场合が多いのですが、この例では用法も违ってきます。「ばたばた」は用法の広がりが兴味深いものです。看板がばたばたと倒れました。结婚の话がばたばたと决まってしまいました。 忙しくてばたばたしていました。足をばたばたさせていました。副词用法では「次々と(大きな音を立てるように)」で、动词用法では、具体的な动きも「-させる」の形で表せます。「続々と」は拟态语とは言えませんが、学习者から见れば、「ぞくぞくする」と関连があるように思うでしょう。寒気がして、ぞくぞくします。港に船がぞくぞくと入ってきます。C.-/-と、-だ/な/の/に 「-と」も「-に」もあるものの例です。どちらも连用修饰になるわけですが、意味がかなり违います。かちかち、からから、ぎりぎり、とんとん、ばらばら、かちかちと音がする/かちかちに冻る、。 からからと笑う/のどがからからだ。どちらの例も、「-と」が音・声を表わし、「-だ/に」のほうが状态を表しています。「かちかち」のほうは、「そんな音がしそうな状态」ということで意味の関连がありますが、「からから」のほうは意味がずいぶん违います。とんとんとたたく/话がとんとんと进む/収入ととんとんだ。「とんとん」では「-と」が音・変化の様子で、「-だ」が状态です。意味はそれぞれ别ですから、学习者は注意が必要です。かんかんと钟が鸣る/日がかんかんと照っている。 この例では「-と」が状态も表わします。「ぎゅうぎゅう」の场合は复雑です。 ぎゅうぎゅうと音がする。「-と」は音と「そんな音がするような様子で」ということで、「-に」のほうは「结果」の状态を表します。「诘め込んだ」结果が「ぎゅうぎゅう」なのです。みな意味のつながりはありますが、微妙な使い方の违いがあります。次の二つは、名词の接尾辞のような用法があるものです。 油がたらたら流れる/不平をたらたら言う/不満たらたらだ。 D.-/-と,-する、-だ/な/の/に 副词・动词・ナ形容词の三つの用法がそろったものです。动きを表すものは少なく、触覚など感覚的な意味が中心のものが多くなります。つるつる、どろどろ、ぬるぬる、ふわふわ、べたべた、ほかほか、ぴかぴか、ぐらぐら、ふらふら、よぼよぼ、きっちり、ぴったり・・以上は文法的用法が违っても意味の违いが少ないものです。つるつる(と)滑る/つるつるしている/つるつるだ、ぐらぐら揺れる/歯がぐらぐらする/歯がぐらぐらだ。みな共通した意味を持っていると言えます。次は、副词が音・动作の様子を表し、他が状态・性质を表すものです。がさがさ、がたがた、がらがら、くしゃくしゃ、ぺらぺら・・・・がさがさと音を立てる/手ががさがさしている/手ががさがさだ; がたがた(と)揺れる/体ががたがただ/がたがたするな;ぺらぺら(と)しゃべる/英语がぺらぺらだ/ぺらぺらした纸。前に例にあげた「かさかさ」「ぺこぺこ」もこの例です。この中でも、音と状态に意味の関连があるものと、あまりないものがあります。
E1.-だ/な/の/に
へとへとに疲れる もうへとへとだめちゃめちゃにこわす/めちゃめちゃな状态。これらは「~と」の形がありません。つまり、ナ形容词とその中立形からで;きた「~に」の形の副词です。数は多くありません。
E2.-だ/な/の/に、-する
副词の用法がなく、ナ形容词と动词のもの。动词も状态を表します。 おなかがだぶだぶする/服がだぶだぶだ あの时はまったくひやひやした/ひやひやだった。 これも数は多くありません。
以上见てきたように文法的特徴にも十分注意を払う必要があります。
3.3 擬態、擬音語の種類
「ごろごろ」「しんなり」などの言葉は,一般に「擬音語・擬態語」または,「擬声語・擬態語」とも呼ばれていますが,これらはそれぞれどう違うのでしょうか。また,日本語の「擬音語・擬態語」にはどんな種類があるでしょうか。「擬音語・擬態語」の呼び名や分類のし方については,これまで多くの研究者がいろいろな名前をつけたり,分類したりしてきましたが,ここでは,金田一(1978)によるものを紹介します。
金田一は,「擬音語・擬態語」を,その意味から細かく5つに分類して,以下のような名前をつけました。
まず,音を表すもののうち,人間や動物の声を表す「擬声語」と,自然界の音や物音を表す「擬音語」に分けました。次に,音ではなく何かの動きや様子を表すもののうち,無生物の状態を表すものを「擬態語」,生物の状態を表すものを「擬容語」とし,そして最後に人の心理状態や痛みなどの感覚を表すものを「擬情語」としました。以下がそれぞれの語例です。
「擬声語」:わんわん,こけこっこー,おぎゃー,げらげら,ぺちゃくちゃ等
「擬音語」:ざあざあ,がちゃん,ごろごろ,ばたーん,どんどん等
「擬態語」:きらきら,つるつる,さらっと,ぐちゃぐちゃ,どんより等
「擬容語」:うろうろ,ふらり,ぐんぐん,ばたばた,のろのろ,ぼうっと等
「擬情語」:いらいら,うっとり,どきり,ずきずき,しんみり,わくわく等
ここで,ある一つの語が,この5つの意味的な分類のうち2つ以上の意味分類にあてはまる場合があります。例えば「どんどん」というオノマトペは,「太鼓をどんどん叩く」というときには,太鼓という物の音を表す「擬音語」ですが,「日本語がどんどん上手になる」という文では,物事の様子を表す「擬態語」になります。また,「ごろごろ」という語は,この5つの意味的分類のすべてにあてはまる意味を持っています。例えば,「猫がごろごろのどをならす」は「擬声語」,「雷がごろごろ鳴る」は「擬音語」です。そして「丸太がごろごろ転がる」と言えば「擬態語」ですが,「日曜日に家でごろごろしている」の場合には「擬容語」になります。さらに「擬情語」としては,「目にゴミが入ってごろごろする」という用法もあります。このように,一つの語がたくさんの意味と用法を持つことがあるというのも,日本語の「擬音語・擬態語」の特徴だと言えます。
第四章 文章の結び
4.1結び
主要参考文献
「拟音语・拟态语の意味と用法の関系について」 『日本语学校论集』14号 野田时寛1987 东京外国语大学附属日本语学校
『外国人のための基本语用例辞典』文化庁
『拟音语・拟态语辞典』天沼宁编1974 东京堂
『拟音语・拟态语辞典』浅野鹤子编1978 角川书店
『現代擬音語擬態語用法辞典』飛田良文・浅田秀子(2002)東京堂出版
『新日汉拟声拟态词词典』郭华江编 上海译文出版社
